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公務員試験独学突破!サポートステーション

社会人経験ナシのフリーターが半年の勉強期間で独学で地方上級の公務員試験に合格した勉強法

第四関門は集団討論!〇〇〇でアピールせよ!

こんにちは!ハジメです!

 

時間をかけて勉強に励み、やっとの思いで

1次試験の筆記を突破した受験者を

待ち構えているのが2次試験です。

 

2次試験の内容は国家と地方で違いますし

地方公務員の中でも自治体によって様々ですが

ほとんどの自治体で実施されているのが

集団討論です。

 

今回は、集団討論を公務員試験

における第四関門と銘打って

詳しく解説していきます。

 

この記事で集団討論の詳細を把握し

本番の試験に備えてください。

 

※地方公務員試験で突破しなければ

ならない5つの関門については

こちらの記事を参照してください。↓

tihoukoumuinshiken.hatenablog.com

 

 

 

 

集団討論の概要・流れ

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【集団討論の概要】

集団討論とは、受験者が5~10人程の

グループに分けられて、与えられたテーマ

について議論し、時間内に結論を出す

という試験です。

 

民間の採用面接でも取り入れている企業が

あると思うので経験したことがある方も

いるのではないでしょうか。

 

では、具体的な集団討論の流れを

順を追って説明していきます。

 

集団討論の流れは自治体によって

違いますが、今回は私が受験したときの

経験を基に、標準的な流れについて

解説していきます。

 

【集団討論の流れ】

〈控え室で待機〉

当日はたくさんの受験者がいて、たくさんの

グループの集団討論を行うので、まずは

会場に到着したら、控え室に案内されます。

 

控え室で席について、待機するのですが

このときに集団討論の注意事項が説明されたり

自分の番号やアルファベットがあらかじめ

定められたりします。討論中は受験者同士を

指定された番号やアルファベットで

呼び合います。

 

また、このときに既にグループが分けられていて

自分と同じグループの人と顔を合わせます。

 

集団討論は、同じグループ内の受験者で

良い討論を作り上げるチーム戦の色合いが

強いので、受験者同士は敵ではありますが

同じグループの受験者とは事前に軽く交流し

特徴を掴んでおくと良い討論に繋がります。

 

〈討論部屋に入室〉

時間が来ると、集団討論を行う部屋に

案内され、入室後、席に着きます。

 

部屋の中は下図のようになっていて

受験者を取り囲むように試験官が

座っています。↓

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着席後、試験官から改めて試験内容の説明があり

制限時間や討論のテーマが告知されます。

 

制限時間はだいたい30分~60分程です。

テーマは各々の自治体によって毎年違うのですが

一般的な社会問題や、各々の自治体の施策に

関連する問題が出題されます。

 

下記にいくつか例を挙げます。

例1:千葉県 平成30年度

高齢者ドライバーによる交通事故の防止対策

として効果的と思われる施策に優先順位を

つけて3つ挙げなさい。

 

例2:神奈川県 

暮らしの満足度を上げるために必要なこと

何か、グループで3点挙げ、優先順位をつけた

上で、その理由について説明しなさい。 

 

例3:新潟県 平成29年度

新潟空港の利用者数を増やすための取組について

 

過去の課題や例題をホームページで公開している

自治体もあるので、自分の志望する自治体の

ホームページをチェックしてみてください。

 

〈集団討論開始〉

説明を受けて、テーマが与えらえたら

いよいよ討論スタートです。

基本的に討論の進行・管理は受験者側に

すべて任されます。

 

討論はまずはじめに、グループ内で

役割を決定してからスタートすると

スムーズに討論が進みます。

 

役割は主に

①進行役

②タイムキーパー

③書記 

④その他の討論者 

に分かれます。

 

特定の役割が良い・悪いということは

ありません。どの役割にしても面接官に

良い印象を与えられれば高評価になります。

 

この役割をやる!と自分で決めつけるよりは

同じグループの受験者の人柄を把握して

どの役割にも適応できるように準備して

そのときの状況に合わせるようにしましょう。

 

大切なのは、特定の役割につくことではなく

グループとして良い討論をして

その中で良いアピールをすることです。

 

討論の内容については、最終的に結論を

出して発表する場合もあれば、特に結論を

出さずに時間が来たら終了する場合も

あります。

 

ある程度時間が経ったら、試験官から

アナウンスがあると思うので、それに

従うようにしましょう。

 

討論が終了したら、退出して、そこで

集団討論は終了となります。

 

 

集団討論の評価ポイント

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集団討論の評価ポイントは主に4つです。

これから1つずつ解説していきます。

 

【協調性】

まず1つ目のポイント協調性です。

集団討論は、討論をする受験者同士は

敵同士ではありますが、良い討論を

皆で作りあげるチーム戦でもあります。

 

公務員は組織で働いていく仕事です。

合格後も部署に配属され、その部署の中の

係というチームで仕事をしていくため

協調性はとても重要な要素です。

 

集団討論の中でも、自分の意見を過剰に

主張しすぎるのではなく、相手の話をよく聞き

周りのメンバーと調和をとりながら

全体を調整する能力が試されます。

 

【積極性】

2つ目のポイント積極性です。

集団討論の中で、終始黙って話を聞いている

だけでは、もちろん評価されません。

 

公務員だけに限った話ではありませんが

仕事をするうえで積極性は大切です。

積極的に仕事を受け持ったり、わからない

ところを質問したりしているような人は

やはり周りからの信頼も厚いです。

 

討論においても、積極的に自分の意見を話し

討論の中に参加している人は評価されます。

 

ただ、積極性と、我が強いことを勘違い

してしまうと、上記の協調性が無いと

評価されてしまうので、注意が必要です。

 

自分の意見を通すことではなく

討論に積極的に参加すること

意識するようにしましょう。

 

【論理的思考力】

 3つ目のポイント論理的思考力です。

討論の中で意見を主張するときに

筋が通っていなかったり、根拠のない意見を

言ってしまうマイナスポイントになります。

 

公務員という仕事は、上司や市民に対して

説明をする場面がとても多いです。

説明をするときに、しっかりと根拠具体例

ないと相手は納得してくれません。

 

討論をしているメンバー、そして面接官が

しっかり納得できるように、意見を述べるとき

には明確な根拠や例を基に、説得力のある

意見を述べられるようにしましょう。

 

 

【討論の進行力・修正力】

4つ目のポイント進行力・修正力です。

討論全体の流れをよく読んで、議論が停滞

しているようであれば視点を変えたり

方向性がずれていれば軌道を戻したりして

最終的にうまく意見をまとめる能力が

問われます。

 

自分が進行役であれば率先して

全体を見渡して、うまく統率しましょう。

進行役では無かったとしても

進行役の人にうまく助言したり

サポートできれば高評価に繋がります。

 

グループとして最終的に良い着地点に

着けるように、他人任せにせずにしっかりと

討論の舵取りをするようにしましょう。

 

 

まとめ

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集団討論概要評価ポイントについて

お話させて頂きました。

 

集団討論は、公務員として働くうえで

大切になる要素を審査する試験です。

 

記事の中でも何度か述べていますが

集団討論チーム戦です。

記事のタイトルの穴埋め部分も

「チーム」という言葉が正解です。

 

同じチームの受験者は、共に合格すれば

同期として働くことになるので

みんなで協力して良い討論を行い

試験官にアピールできるようにしましょう。

 

この記事で集団討論のイメージを

掴んで頂ければ幸いです!