地方公務員試験はいつやってるの?日程を確認して照準を定めよう!
こんにちは!ハジメです!
今回は地方公務員の試験日程について詳しくお話したいと思います。
日本全国に約1700程ある地方自治体の採用試験がどのような日程で行われているのか、この記事で把握して頂けると幸いです!
日程を確認することはとても大事!
地方公務員試験は、全ての自治体が同じ日に実施しているわけではありません。
かと言って、全て別の日に実施しているわけでもありません。
なので自分の受けたい自治体を全て受験できるというわけでは無いのですが、いくつかの日程に分かれているので、それぞれの日程で自分の希望する自治体を受けることができます。
自分の希望する自治体をはっきりさせること、そしてその希望する自治体がいつ試験を実施しているかを把握することはまず1番初めにしなければなりません。
なぜなら、日程を把握しないと試験勉強の計画を立てられないからです。
自分の希望する自治体を決めずに、なんとなく勉強を始めることもできます。
しかし、それでは目標がしっかりと定まっていないので、目標を定めて勉強する人よりも照準がフワッとしている分、モチベーションも上がらないですし、習熟度や理解度にどんどん差がついていきます。
効率よく勉強を進めていくため、そして自分を奮い立たせるためにも、まずは自分の志望する自治体をしっかりと定めて、日程を確認するようにしましょう!!
日程は主にA日程〜C日程の3つ
地方公務員試験の日程は主に3つに分けられます。
その3つとは
- 例年6月下旬に実施されるA日程
- 例年7月下旬に実施されるB日程
- 例年9月下旬に実施されるC日程
です。
ここでA日程で実施される都道府県庁や政令指定都市の大卒程度の採用試験がいわゆる「地方上級」といわれる地方公務員試験の中で最上級の難易度の試験です。
地方上級の公務員試験は国家公務員一般職と同レベル程度と言われています。
1次試験はほとんどの自治体で教養試験、専門試験の両方とも受けなければいけないので、それぞれしっかりとした準備が必要です。
A日程の自治体については例年、4月下旬頃までに受験案内を配布します。そして5月頃に申込受付期間があり、6月下旬に1次試験が実施されます。最終合格発表は8月下旬頃です。
地方上級に該当しないその他の自治体については「市役所試験」としてB日程、C日程で実施されます。
B日程の自治体は、各自治体によって違いはありますが、例年、6月頃に申込受付期間があり、7月下旬に1次試験が実施されます。最終合格発表は10月頃です。
C日程の自治体も各自治体によって違いはありますが、例年、8月頃に申込受付期間があり、9月下旬に1次試験を実施、最終合格発表は11月頃になります。
地方上級以外の市役所試験については、大卒程度と高卒程度を区部しない自治体もありますし、専門試験を実施せず、教養試験のみという自治体もあります。
ただA日程の地方上級の試験は教養試験・専門試験のどちらも実施されるので、地方上級の試験についてしっかりと対策をしていて、A日程の筆記試験を突破できる実力があれば、B日程、C日程の筆記試験は問題なく突破できるでしょう。
東京都や特別区、その他独自日程で実施する自治体もある
A日程〜C日程の試験とは別の日程で実施される自治体もあります。
その代表的なものが東京都と特別区(東京23区)です。
東京都と特別区は例年同じ日程で実施されます。申込受付期間が3月〜4月、試験実施日は5月上旬、最終合格発表が7月〜8月です。
東京都・特別区共に教養試験と専門試験があります。
さらに、他の自治体は多くが2次試験以降に実施する論文試験も1次試験で実施されるので、東京都・特別区が第1希望の方は、論文試験についてもしっかりと対策しておく必要があります。
東京都が第1希望の方は、一般の論文試験と専門の記述試験の2種類があるので、対策しなければいけない項目が1番多く、注意しないといけません。
東京都や特別区の他にも、ごく少数ではありますが独自日程で実施する自治体があります。
いくつか例をあげると、神奈川県の茅ヶ崎市は例年5月中旬に他の自治体とは別日程で試験を実施しています。
東京都の武蔵野市も5月中旬に実施しています。武蔵野市は一般的な会場で受ける試験の他にWEBテストも選択できる珍しい自治体です。
埼玉県の所沢市は5月初旬と9月のC日程の2回に分けて採用試験を実施しています。
5月の第1回の採用試験は、試験会場でエントリーシートを作成したり、プレゼンテーション面接があったりするので、これも特別な対策が必要になりそうです 。
他にも独自日程で採用試験を実施している自治体はいくつかあると思いますが、年度によって日程を変更し、A日程〜C日程のどれかで実施している可能性もあるので、毎年しっかりと日程を確認してください。
独自日程で採用試験を実施している自治体については、採用試験の方式も他の自治体と違う独自性のある方式で実施している自治体が多いので、注意が必要です。
ただ、他の自治体とは別日程で実施しているので、練習のために併願することができるのは良い点ですね。
試験が集中する時期は大変!だがその分伸びる!
公務員試験は主なものだけでも4月〜11月頃まで、半年以上の期間がある長丁場の戦いです。
しかし、主な公務員試験の例年の1次試験の日程を確認してみると
4月:国家公務員総合職
5月:東京都・特別区(東京23区)
6月:国税専門官・財務専門官等(国家公務員専門職)
国家公務員一般職、地方上級(A日程)
7月:市役所試験(B日程)
9月:市役所試験(C日程)
4月〜6月の間に試験が集中していることが確認できるかと思います。
4月の国家総合職の試験は公務員試験の中でも最難関。
5月の東京都・特別区の試験も難易度の高い試験です。
6月の試験の順番は国税専門官・財務専門官等(国家公務員専門職)が6月上旬、国家公務員一般職が6月中旬、そして地方上級(A日程)が6月下旬です。
こうやって日程を確認してみると、A日程の地方上級試験の前に難易度の高い試験がたくさんありますね。
ここで公務員試験の大きな利点を1つ紹介します。
それは受験料が無料ということです!!
日程が被らなければ、申込みをして、会場に行くだけで試験を受けることができるのです!
つまりA日程の地方上級が第1志望の方にとっては、本番の試験の前に、本番さながらの雰囲気の中で練習できる場が何回もあるのです!
しかも無料で受験できます!!
私はA日程の地方上級試験が本命だったので、その前にあった特別区や国家一般職の試験を腕試しに受験しました。
それらの試験は、試験問題や試験時間が同じような形だったので、自分の問題を解くペースや問題ごとの時間配分を調整・確認できる絶好の機会でした。
本番前に、本番と同じような緊張感の中で予行演習できたのでとても良い経験となったことを覚えています。
また、それらの試験は、試験問題を持ち帰ることができましたし、回答もすぐに予備校のサイトなどで公開されるので、すぐに答え合わせ、復習をすることができました。本番前に集中して模試を受けまくっているようなものですね。
この時期は毎週のように試験があったのでとてもハードでしたが、どんどん試験慣れして、自分の実力が伸びていることを実感することができたので、本命のA日程の試験を受けるときにはある程度自信を持って受験することができました!
地方上級が本命という方は、本番直前に練習できる環境が整っているということは大きなメリットですね!!
まとめ
ここまで、地方公務員試験の主な日程の確認、そして地方上級の公務員試験が、本番直前にたくさん練習出来るおトクな日程で実施されているということをお伝えしてきました。
地方公務員を志望する方で、東京都・特別区が本命という方はそこに照準を合わせて早めの対策をしていく必要があります。
ただそれ以外のA日程〜C日程で実施される自治体が本命であるという方は、A日程の6月下旬に照準を定めて勉強を進めていくと良いでしょう。
A日程の地方上級が本命の方であれば、そこが本番になりますし、B日程やC日程の市役所試験が本命の方でも、A日程の試験に合格する実力があれば、B日程、C日程の試験を突破する実力は備わっていますし、A日程の試験を突破することが自信にもつながります。
公務員試験を受けるうえで大切なことは
- 自分の第1志望の自治体の試験日程を確認すること
- その他の公務員試験の日程を一通り確認すること
この2つをしっかりと行って、自分なりの受験スケジュールを立てることです!
日程をしっかりと把握し、そこから逆算して計画的に勉強を進めるようにしましょう!
そして自分の働きたい自治体の合格を勝ち取りましょう!!